励ましを下さい・・・


今日も良く働きました・・・

どんな事があっても笑顔で!

お客様が良かったと言って帰って頂ける様に・・・

顔は笑顔なのに心は悲しくて油断をすれば
泣き出しそうなるぐらい限界ギリギリ

早く・・早く終って家に帰りたい・・・・・


「お先に失礼します。お疲れ様でした!」

終了時間が来てようやく仕事から解放され
逃げる様に足早に更衣室に向う。

途中出合った人々に
お疲れ様です。
と、言葉をかけ急いで制服から私服に着替え
タイムカードを押し小走りに駐車場に向う。

なんで駐車場がこんなに遠いのよ!!!

歩いて15分かかる道を走っていたものの
仕事で使い切った体力と精神力が切れ
最後は肩を上下に動かしながら歩いていた。

ようやく辿り着いた愛車に乗り込み、座席に座ると
荒くなった呼吸を整え、エンジンをかけ
もっとも落ち着ける自室がある我が家へと
車を走らせた。

暗い夜道をライトを付け、車を走らせる事20分
ようやく目的地の我が家に着き、カレージに愛車を入れ
エンジンとライトを切り、ドアを開け外に出ると
玄関に向って足早に向う途中に車のカギをかけるを忘れた
事に気付きリモコンを使い慌ててカギを閉めると
玄関に足を踏み入れた。

「ただいまぁ〜」

帰ってきた事の存在を知らせる言葉を言いながら
履いていたクツを脱ぎキッチンに向う。

「お帰り、姉」

自分の言葉にいくつかの声が帰ってきた中
独りテーブルで夕食を取っていた人物が声を出すと
さっきまで動いていた箸の動きが止まった。

「そげん所で突っ立ってどげんしたと?」

「いや、自分がお腹空いていた事を再確認してただけだから
 気にしないで」

呆然と立っていたに言葉がかかると何かに気付いた様に
驚き納得し言葉を返すと、声をかけてきた人物の横に座り
何時の間にか用意されていた夕食に手を付けた。

「はぁ〜我が家のご飯は美味しいねぇ」

夕食に出たハンバーグを口に運びながら、思った事を
言うと

「なにゆーとね」

呆れ声の言葉が返ってくると、はすぐさま言葉を返した。

「カズは社食のマズさを知らないからそんな事が言えるのよ!
 一週間ごとに同じメニューが出てきてごらんなさい、
 寮生活をしている子なんて栄養不足になって貧血は起すわ
 鼻血は止まらないわで大変なんだから!!」

規則正しく使われていた箸を言葉と共に握り締め

「どこかの大手デパートなんて社員食堂に回転スシがあるのよ!!
 そんなのあったら仕事も楽しくて仕方ないでしょに!!」

段々ボリュームが大きくなる声に嫌そうな表情を見せながらも
文句を言わず最後まで聞いていたカズは溜息を付き

「世の中そげんもんや」

カズの一言で強制終了され

「そうよねぇ・・・・・・・・そうなんだよねぇ〜」

呟く様に小さな言葉を出すとさっきまで力説していた時とは
正反対の暗い表情を見せ食事を再開させた。

の言葉以来どこか暗い雰囲気を感じながら食事を
終らせ2人して自室に戻り為にキッチンを出て、階段を上った。

「今日、なにか合ったとね?」

の後から階段を上るカズがに言葉をかける

「合った、合ったけど言わない。言っても
 『そんげんグチ言ったって本人に言ったらイイちゃ』
 て、言われるだけだもん」

何でも溜め込んでしまうの感情が爆発したのは
夏休み後半
毎日の様に労働をし営業スマイルを同じ職場の人間にも
気を使っていた為、一回爆発してしまうと後は歯止めがかからなかった。

そして、爆発したの相手をしていたのはカズだった。
毎日同じ様な事をグチられた。
最初は仕方ないと思ったのか黙って頷いていたのだが
最後の方に聞くのも嫌になり
『そんげんグチ言ったって本人に言ったらイイちゃ!』
と、言葉言ったのだ。

このカズの言葉に反撃したのはグチを言っていた
『総支配人や支配人Sや係長に13時間労働と4つの掛け持ち仕事は
 エライので止めて下さい、何て言ったら私クビになるじゃない!!』

確かにカズの言う事は正しい
だが、世の中ソウはいかない
どんな事が合っても上には出来るだけ従うのが良い事だ
意見を言うのは仕事が出来るようになってから
コレを上手く使う人は世渡り上手なのだろう・・・・・

カズの言葉以来のグチは減った
夏休みが終わり、職場変えと、ある一定時間で帰れる様に
なった事もあったのがろうが今回の落ち込み方はドコか違った

グチがあるというより落ち込んでいるといった方が正しかった

いつもなら、ほっておくカズも流石に気になったのか
言葉をかけたのだが前回の言葉を根に持っていたかの
は話そうとはしなかった。

姉が隠すと言う事は人間関係やな・・・
 どげんしたと?職場の人達は良い人ばかりやったん
 と違うと?」

階段を上り切りお互い自室の扉前に立ちながら
話をしていた

「色々あるのよ・・・・・・」

身体中から重たい空気をを出す様に溜息を付く

「なんか言われたちゃね?」

の言葉に大体な事が予測がついた

「まぁ、言わない方がオカシイのかもしれないけど・・・・」

無理やり開きなっているの言葉を聞いたカズが
自室の扉から離れ姉であるの部屋の扉を開け
本人より先に部屋に入り床に置いてあった座布団の上に腰を落とした。

「陰口でも言われたと?」

「そんなの出合った瞬間から言われてるわよ」

先ほどのの言葉から思いついた答えを言葉にしたが
あっさりとに返されてしまった為、
コレは落ち込んでいる原因ではなかった。

「じゃ、理由はなんね?」

向かい合う様に座ったカズとは目と目を合わせた。

どっちが強いか・・・
犬などのケンカ開始に行われる仕草だ
視線を外せは敗者となる

敗者
が敗者になれば落ち込んでいる理由を言う
カズが敗者になれば何も気付かなかったと言う事で退室をする

出来れば年下のカズに人生相談したくないの意地

後々どん底まで落ち込まれ心配するより今理由を聞いて
置いた方が良いと思うカズの優しさ
がぶつかる。

が、日々サッカーで勝負をしているカズの方が強いのば事実で
落ち込んで精神が弱っているには勝ち目は無かった。

視線をを外し、部屋中に聞こえる大きな溜息を付き

「仕事の事で言われたのよ・・・・別に何時もの事だから
 気にしないでおこうと思ったんだけど、自信を持って行っていた事
 までボロクソに言われてショック受けたの。
 ただ、それだけだから気にしないで」

そげん事で・・・・・・

危うく言葉に仕掛けたが自信を持って行っていた事を
酷く言われたら誰だってショックだろう

もし、自分が自信を持っているGKの事で言われたら怒る。

の場合、怒るより先にショックがきたのだ。
言ったのは上司ではなく同じ職場の人間だろう・・・・
上司だったら今頃グチを言っているし・・・・・・

何時だったか

『人間は生き物の中でもっとも面白い生き物だけど
 もっとも残酷な生き物だよね・・・・』

そんな事をが呟いた・・・

感情や心があるからだろう

付け加えられた言葉に大きな衝撃を受けた。
言葉の意味は解らなかったものの声を頭の中で漢字変換し
言葉にして感じ取った。

その頃は解らなかった言葉が今なら少し解ったような気がした

「余計な感情を持って仕事をしていたんだんぁ・・・・・
 取り合えず切り離して仕事をしないと」

思い出し紡がれた言葉にカズは疑問をぶつける

「余計な感情て、なんね?」

「なんと言いますか・・・・カズはサッカーする時に私情を持ち出して
 サッカーする訳じゃないでしょ?」

の言葉にカズは当たり前だと頷く

「ソレと一緒かなぁ・・・・つい私は出来るなんてプライド持って
 私情にしちゃったからショックを受けんたんだろうねぇ・・・・・・・
 無感情で何も感じず何も考えずに人形に笑いロボットの様に
 働いてれば一番イイんだろうけど、コレが中々出来ないのよ」

一応実行をしょうと心がけてはいるんだけどねぇ・・・・・

苦笑するに何も言えなくなり、働くと事の難しさだけは解った。

カズの夢が現実なればいいねぇ
現実になれば苦しくても好きな事だから乗り越えられるでしょ
頑張れ!未来のプロサッカー選手

カズに話したらスッキリしたのか
笑顔で言葉を言うと

「当たり前じゃ!」

自信を持って音にされた言葉に

じゃ、将来私はカズに貢いで貰おう!
頑張れカズ、応援しているからね!!

応援しているのか解らない言葉に
取り合えず立ち直ったと判断すると

今度はグチではなく面白かったお客さんの行動などの
話が始まっていた。
2人して笑いながら話をしていると
今度はカズの近状報告になり
クラブや進路の話になった。

の言葉は応援だけだった。
カズが決めたなら道なら応援するさ
両親が反対しても応援して上げる。

心強い言葉を貰い、内心嬉しく思っていると

だから、プロになったら貢いでね

との言葉に嬉しかった気持ちが一気に落ちた。

真剣な話をしていてもドコかで落としてくる姉に
苦笑しながらも一番心強い味方が入る事は嬉しかった。

世の中に2人しかいない兄弟
どんな事があっても支えあえ、励ましあえる兄弟